フロントフォークOH |
2007/05/21
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前回のOHから2000キロ余りで、右側のフロントフォークから汁がにじみ出て来ました。 さすがに16年も経つとシールはボロボロのようです。 限定解除するための練習機としてCBをレンタルしていたこともあり、無償修理をさせて頂くこととなりました。 |
58120キロです。 まだまだ行けます、 |
ビキニカウル、サブフレーム、エンジンガードを装着したCB400SF(NC31)。外見はかなりスパルタンです。 |
右側のフォークからオイルにじんでいます。 |
ダストシールもねっとり。 |
センスタをかける前にフロント周りのネジを全て緩めておきます。 |
キャリパーも外します。 |
センスタをかけジャッキアップして、フロント周りを取り外します。 |
トップボルトはフォークを固定して緩めておきます。 |
トップボルトを外す前に、万力にアウターチューブを固定してヘックスレンチでインナーパーツを固定しているネジを緩めておきます。 完全に緩めるとオイルが流れ出てくるので仮締めしておきます。 |
やはりW650同様、フォークの上に入っているカラーって錆びてしまうのですね。。。 |
ダストシール外すと凄まじい光景が・・・! |
インナーチューブが中々抜けなくて本当に参りました。原因はオイルシールが錆で膨張していたためです。 本当はインナーチューブと一緒に抜けるはずのオイルシールが残ってしまいました。 |
やっと抜けたオイルシール!! こんなひどいの見たことない! |
ダストシールもひっくり返すとご覧の通り。 内部のワイヤーが腐って飛び出しています。 |
こちらはオイル漏れしていない側のシール類。 本来はこのように綺麗にセットで外せます。 |
やっとバラせました。ふ〜。 後は新しいシールを組むだけなのですが。。。 |
アウターチューブも長年使用して塗装がデロデロになっていたため、化粧直しすることにしました。 左側はバフ前。右側はバフをかけて古い塗装を剥離した所。 |
キャリパー取り付け部。アクスルシャフトの穴などを塗料が付かないようにマスキングをしておきます。 |
サーフェイサーを吹きます。 |
サーフェイサーを塗ったところです。 薄めに重ねれば5〜10分くらいですぐに乾きます。 |
色はシルバーにしました。 黒なども考えたのですが、やはりバランス的にシルバーでした。 |
シルバーは何種類も売っているのですが、パッケージでは違いが全く分からない!! と言うわけで適当です。 |
ちょこっと塗ってみました。 なんか白すぎてシルバーのイメージが違う。。 が、取りあえず今回はこれで。 |
クリアーを吹いてみるとそれほど悪くは無い感じです。 |
マスキングを外します。 |
本来はシール類ははがして塗装するのですが、今回はそのままにしておきました。 |
ネジ取り付け部も。 |
こんな感じです。 |
インナーパーツをセットして。。 |
新品オイルシールとダストシールを組み付けます。 |
美しい!やはり新品はいいですね! |
スライドハンマーでドッカンドッカンと打ち込みます。 |
うむ。ばっちり。 |
ダストシールをかぶせて。 |
フォークOH完成!! |
車体に組み付けたところ。 |
左から。 |
右側から。結構青っぽいシルバーですが余り違和感は無いようです。 と言うより、ここだけ塗っても誰も気付かないと思われ・・・・(哀) |
古いフォークオイルを処分しようとした時・・・ |
ぬっ?!ぬぅわんだ!?このワッシャーは! |
フォークのカラーの下に入っているワッシャーでした。 フォークをひっくり返した時に一緒に流し出してしまったようです。 |
ハンドルが邪魔なのですが、トップボルトを外せる隙間をギリギリ作ってワッシャーを組み込みます。 |
なんとか作業出来ました |
シール交換作業自体は数時間なのですが、塗料が乾くのに2〜3日かかってしまいました。 検定時に乗ったCB750と比べてフォークが固いな〜と思っていたら、前回整備時にオイル10番が標準のところを間違えて15番を入れていました。固いわけです。 と言うわけで今回は標準の固さに戻しておきました。 |