リヤ回りグリスアップ

2008/05/06 
走行距離98326Km


最近、車体が沈み込む時に後ろの足回りからキコキコと乾いた音が出るようになりました。
明らかにグリスが切れた音です。製造されてから十数年以上も経っているのでグリスが切れて当然です。このまま乗り続けると可動部が素晴らしい速さで摩滅していくのでバラしてグリスアップすることにしました。


98326キロです。


アンダーカウル、マフラーを外します。
ZXRのカウルは全てネジ留めなので手間がかかります。。
クイックファスナーが羨ましい・・。


ガレージが鉄骨なので天井にチェーンを掛けてリヤを持ち上げます。


こんな所にベルトを掛けます。


リヤのフックが外れたら大変なので
念のため腹下にジャッキをかましておきます。


スイングアームを取り外したところ。


右側から。



左側から。


スイングアームのシャフトがえらい事に・・


ローラーベアリングの跡がくっきり!ベアリングもシャフトも終了してました。
代えの部品を用意して無いので、取りあえず洗浄してグリスアップしておくか・・。


キコキコする部分を発見!スイングアーム下の二本のアームの根元からでした。


このZXRが製造されて以来初めての分解部分です。乾き切ってグリスのグの字もありません。


ベアリング入っていると思ったら入ってませんでした。
メッキされたカラーの両脇をOリングでシールする構造です。
オイルが切れてOリングがこすれ、キコキコ音が出たようです。


これがカラー。錆びています。雨水が入ってしまったようです。


カラー部にモリブデン、Oリング部にリチウムグリスをたっぷり塗って組むことにしました。


リンク部分のUP。この中には3個のローラーベアリングが入っており、状態は良かったです。
ベアリング内部とシール部にグリスを充填して組んでおきました。


完成の図!


左から。


キコキコ音も消えてスッキリしました。乗った感じそれ程の変化はありませんでしたが
磨耗が進んで酷くなる前にOH出来たので良かったです。
一つ反省:フックを掛けるために、シートカウルを外すのは右側だけで良かったのでした。
次回は無駄な作業をしないように注意です。

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