ヒールガードの塗装

2004/05
走行距離67100Km


ヒールガードが汚いな〜、と思って爪で軽く引っかくとボロボロと表面が崩れ落ちていくではありませんか!
これは完全に樹脂の経年劣化です。実際に何年か使ってみないと分からないとは思いますが、こんな耐用年数の低い樹脂を採用するなんてヒドいな〜と思いました。
このままだとヒールガードが削れて無くなりそうなので、とりあえず塗装でコーティングして対処することにしました。


かかとのあたる部分が削れてかなり減っています。
ABS樹脂やポリエチレン系を使えばこんな事にはならないと思うのですが・・・・。


一見きれいに見えますが、
相当ぼろいです。

整形のため、ボデパテを買ってみました。


白い主材に黄色い硬化剤を混ぜます。


ペインティングナイフで塗りたくります。


パテの乾きがかなり早くて助かります。
金やすりで大雑把に面出しします。


角度を変えて見ながら細かく修正していきます。


削ると白くなります。


削ったところにまたパテを塗って。


大分出来てきました。


最後の方は手で紙やすりを使い滑らかにします。


サーフェーサーを塗ります。


色はフレームに合わせて、シルバーにしてみました。
色はいつものプラカラーです。


塗って見ると、妙に白っぽいです。
何だかイメージと違うな〜。

小売店は実物の色見本を作って店頭に並べてくれ〜!!といつも思う今日この頃。

ちょっと切なくなりながら、塗り進めます。


シルバー塗装が終わったら、最後にクリアーで保護皮膜を作ります。

ジャーン!買ってしまいました。ウレタンクリアー
。この4セットで3000円くらいでした。

         
クォーツクリヤーZという商品名です。

ウレタンは、対ガソリン性、耐候性、対磨耗性、全てにおいてアクリルに勝っています。

特にステップガードの塗装は表面硬度が重要だと考えました。


これは、ウレタン専用希釈シンナー。

これは、ハケ、ブラシなどを洗うシンナー。


こちら、ウレタン主剤に混ぜる硬化剤。

ほんのちょっぴり混ぜるだけで硬化が始まります。


注射器で正確に測って、エアブラシ用のビンに硬化剤をたらします。

主剤と硬化剤を良く攪拌して塗装し、一日乾かします。

出来上がり。
フレームのシルバーともなじんでいい感じです。

約6ヶ月使用したヒールガード。
右下のエッジ部分がわずかに剥げて黄色いパテが見えてしまいました。
剥げた部分はクリヤーの塗りが甘かったようです。


チェーンガードもクリアーを吹いてこの通り。
この透明感のあるつやがウレタンクリヤーの特徴・・・チェーンは見ないで下さい。


ウレタンクリヤーすごい!すごすぎる!!
この深みと透明感のある艶はウレタン独特ですね。上の写真にあるチェーンガードなどは、艶が出すぎて浮いてしまいました(汗)

ヒールガード塗装は取り合えずの応急処置なので、早く代替品を探さなくてはなりません。
CBR600(だったかな?)の穴の開いたアルミヒールガードがスペーサーをはさむ程度の加工でボルトオン出来るらしいです。欲しいけど、自分でワンオフもしてみたいです。
竹とかで作っても面白いかも(笑)

前へ   BIKEのトップページへ       次はオイル交換&外装補修