あちこちグリスアップ |
2006/01/08
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最近、ZXRのステップがキコキコ言います。ペダルの操作も渋くなってきて、スタンドをたたむ時も動きが渋くて途中で止まってしまいます。 CRCを流し込めば一瞬滑らかになりますが、すぐに流れて元に戻ってしまうので、ブレーキをメンテしたついでにステップ周りもOHすることにしました。 |
まずステップを取り外すためにブレーキランプのケーブルを外します。 |
ステッププレートのネジを外して |
裏側のステップを固定しているネジを外します。 |
ステップ外れました。 |
グリスのグの字もないほどに乾ききったステップの付け根。 これがブレーキペダルの動きを渋くしている原因です。 |
ブレーキペダルの付け根は |
ガビガビでした。 ステップと接触するペダルの穴の内側は、グリスが土を含んで黒く固まっていました。 |
ペダルの反対側も汚れひどいです。 |
ステップのべダルと接触する部分をキレイにクリーニングします。 ペダル側の掃除も忘れずに。 |
リチウムグリスをたっぷり可動部に塗ります。 |
組み立ててリアブレーキ側終了。 |
次はチェンジ側。 |
同様にばらします。 |
こっちも真っ黒ガビガビでした。 シフトチェンジでキコキコ言うわけです。 |
ステップ外したついでにステップの可動部もクリーニングです。 ステップ下側についているEリングを外します。 |
ぅおーっパーツが全て赤い! 恐るべしカワサキ! |
しっかりとグリスアップしてステップを組み立てます。 |
ふ〜次は、レーシングスタンドをかけます。 |
動きの悪いスタンドを取り外してみます。 |
スタンドの裏側、こんなです。 スタンドスイッチのゴムブーツが硬化して完全に割れているように見えますね。 見なかった事にします。 |
スイッチのアップ。 更にバラそうとしましたが、配線部にシリコンのようなものが充填されていて分解不可になっていました。 現在はまだ機能しているのでこれ以上は手を付けませんでした。 |
スタンドのスプリングを外します。 スプリングフックを持っていないので写真のペンチで強引に外しました。 |
スタンドをばらします。 |
同様に可動部分をクリーニングしてグリスアップします。 |
スタンドを取り付けて・・・ |
ステッププレートも取り付けて完成です! |
ついでに、最近怪しくなってきたクラッチレバーのスイッチをメンテしてみることにしました。 発進しようとしてクラッチをゆっくり離すとエンストしてしまう時があるのです。同じ体験をした人も多いのでは? カワサキはこことスタンドのスイッチが弱いですね。 |
プラスネジ二本で固定されています。 取り外したところ。 |
ケースの上下が細いプラスチックの爪でかみ合っているので、折らないようにマイナスドライバーでこじって慎重に開きます。 |
8万キロも使ったので接点がそれなりに減っていましたが、まだ使えそうです。 汚れによる接点の接触不良がエンストの原因でした。 掃除してグリスアップしておきます。 |
グリスアップでペダルの動きが格段に軽くなりました。 スタンドを足で払ったときの「カタコンッ」の音が嬉しいです、久しぶりに聞きました(笑) 粘土の高いグリスを使ったのでしばらくはこの滑らかさが保たれるはずです。最近「カタコン」を聞いていない方にお勧めです。 クラッチスイッチの問題ですが、ZXRはスタンドが出ていてもハンクラを当てれば走り出してしまいます。 こういう所のカワサキの大味さは頂けません。レース仕様を考えてスタンドセンサーは簡単な作りになったと思うのですが、もう少し安全に配慮して欲しい物です。 クラッチに関係なく、スタンドが出たままの状態でギアが入ると点火をカットするホンダの方が安全な設計ですね。 デモカワサキスキデス。 |