リアタイヤ&チェーンの交換

2004/06/06
走行距離68555Km


さて、いよいよリアタイヤの交換です。最近通勤で使い始めたので、センターが
みるみる減ってゆきます。
ここで一つお詫びですが、今回使う予定だった台所用洗剤は訳あって使用しませんでした。代わりにシリコンスプレーとビードワックスを使用しました。

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このリアタイヤも2〜3年使用しました。
センターつるつる。替え時です。


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なんだか、リアタイヤはフロントに比べて
でっかいので大変そうだな〜、としばし
眺めます。

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今回実家のなみえ先生に監督をお願いしましたが、断られてしまいました。
写真は追いかけている途中でぶれてしまいました。



車の下に隠れ、完全に取材拒否です。
どうやら、デジカメの作動音が気に入らないようです。


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仕方ないので、一人で寂しく整備開始です。

まずは、フロントタイヤが動かないように、ブレーキレバーをロープでぐるぐると縛っておきます。これをする必要もあったので、前回のブレーキ修理を先にしておいたのでした。


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車用のジャッキでリアを持ち上げます。
コツとしては、倒れたときの事は考えないようにします。

 


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さらに、今回はチェーンも交換です。
ジョイントのコマが錆びて固まってしまいました。
走るとガラガラとうるさいです。こうなると交換するしかありません。注油しても直りません。チェーンを外した後、固まったコマを外そうと万力にはさんでハンマーでしこたま叩きましたがビクともしませんでした。逆にプレートだけ動く始末です。完全にピンがチェーンと一体化しているようです。


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外すときは、グラインダーでかしめの頭を削り落としておきます。
安物のチェーンカッターは持っているのですが、使うと壊れそうなので、かしめ専用にしてしまいました。


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マイナスドライバーでこじるとポコッとプレートが取れました。


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これが安物のチェーンカッター&かしめ機。(7000円くらい)
バイク屋さんが言ってましたが、2〜3回使うとHブロックにひびが入って壊れるそうです。
とてもプロユースには耐えられない物です。私は大して使わないから安物でいいやと思って買ってしまいました。
安心して使えるものは30000円くらいするそうです。た、高い!


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さて、いよいよリアタイヤの交換です。
まず耳を落とすため、フロントタイヤの交換で使用した工具をダブルで使ってみます。


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が、しかし!
リアタイヤは厚みがあるため、工具がビード
付近に掛けられません。
よって耳がここまでしか出ません。
どうしよう。
いきなり挫折の予感です。


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あれこれ考え、出た結論。
・・・・ビードブレーカー買おっと。
アストロ製3700円くらいでした。


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このようにガッチャンと動きます。
う〜ん頼もしい!
これならば耳を落とせそうな予感です。
しかし、女性を落とすのは苦手です。


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隙間からシリコンスプレーをてんこ盛りにかけます。


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うぉりゃ〜!!っと全体重をかけてレバーを
降ろします。が、なかなか落ちません。
レバーがしなるほど体重をかけても落ちません。
リアってこんなにビード硬いのか〜!っと
感心しつつ、タイヤを回転させて耳を落とす場所を変えてみます。


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と、バコッと音がして外れました!
やった〜!
5分くらいで耳落とすことが出来ました。
フロントタイヤで試行錯誤したことが嘘のようです。
やはり、もちは餅屋。耳落しはビードブレーカーでした。


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前回の教訓で、タイヤレバーとリムプロテクターを買い足しておきました。
バールでも出来ないことはないですが、作業効率が違います。
タイヤレバーはアストロで一本400円。安いですが、製品にばらつきがあるので、形状を良く見比べて買わないと「ハズレ」を引きます。
ついでにビードワックスも買ってしまいました。900円くらいです。

 


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フロントタイヤでコツをつかんだ事もあり、リアは結構楽に外せました。それと道具が良かったです、やはりタイヤレバー3本は楽です。
タイヤを外すとき、付けるときのコツは、レバーどうしの間隔を大きくあけない事です。最後はどうしてもきつくなって来ますが、決して力任せにレバーでこじらず、細かくレバーを差し替えて2〜3センチ間隔で詰めていきます。
無理に力をかけるとリムプロテクターがつぶれて穴が開き、リムに傷が付きます。


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これが、今回の目玉、ビードワックス。
さて、其の実力やいかに?
ふたを開けると柑橘系の甘い匂いがします。
おいしそう。

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本当は片側のリムに洗剤を塗って実験したかったのですが、丁度洗剤を切らしていたので、シリコンスプレー対ビードワックスの対決です。

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タイヤの耳にたっぷりとビードワックスを塗り込みます。
同じようにホイールのリムにもまんべんなく塗っておきます。反対側にはシリコンスプレーを塗ってトライしました。どちらも大変でしたが、さすがにビードワックスの方が少し滑らかだったような気がします。大切なのは、たっぷりとリムとビードに潤滑剤を塗ることのようです。
前回のフロントタイヤは適当にシリコンスプレーを吹きかけただけなので、はめ込むときがとても大変でした。


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無事タイヤをホイールにはめた後は、耳だしです。
家から3キロほど離れたセルフスタンドへ空気を入れに行きます。遠いの〜。


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コンプレッサー直結の空気入れで、エアーを入れていきます。
10秒くらいしてビードがもこもこっと出てきて、轟音とともに耳が出ました。
また耳がしばらくキーンとなってしまいました。
今回は簡単に耳が出ました。
ビードワックスを大量に塗りこんだのが効いたようです。


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お世話になった空気入れ。今回は6気圧で耳出しました。


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タイヤを組んだ後はチェーン交換です。今までRKを使ってましたが、今回DIDを購入しました。ネットで7500円+送料です。
袋から出してさわった感じは、RKよりもジョイントが柔らかいです。ゴールドの色もRK より少し濃い気がします。


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最初に、ドリブンスプロケットにチェーンを引っ掛けます。


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こんな感じです。うまい具合に引っかかりました。


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Oリングに、付属のオイルをてんこ盛りに塗ります。なんだかマヨネーズみたいです。


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かしめジョイントを差し込みます。穴を良く見て合わせるとスルリと入ります。


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かしめ機にチェーンプレートをセットします。


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いよいよかしめ初体験です。ドキドキです。
Hブロックは見た感じアルミかジュラルミンっぽいです。(安物だからアルミか?)なるほど、何度も使っていると角の内側あたりに亀裂が出そうです。


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説明書には写真のボルトを二本同時に締め込んでゆくと書いてありましたが、大トルクをかしめ機になるべく掛けたくないので一本づつ締めこむことにします。
8ミリヘックスレンチでギリギリと慎重に締めこんでいきます。


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こんな感じでかしまりました。(上側)
下側に比べて微妙に穴が広がっています。
これだけ広がればOKのようです。


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チェーンカバーがやたら重いと思ったら
ものすごい量のカスがこびり付いていました。


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マイナスドライバーでこそぎ落とします。
これで、200グラムは軽量化できました、多分。


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作業も終わってほっと一息・・・どわっ!!
足元を10cmのムカデさんが歩いていきました。
危ない危ない、もう夏ですね。

今回はやたら工具を買ってしまいました。手持ちの工具でどこまで出来るか、頭を悩ませるのも楽しいですが、専用工具でサクッと決めるのも気持ちの良いものです。作業時間の短縮になりますし、ケガする確率も減らせます。

タイヤ交換の翌日、再び筋肉痛になってしまいました。フロントで少し慣れたつもりだったけど、もっとタイヤ交換筋を鍛えないといけません。毎日5本くらい替えたら、ムキムキになれそうです。



 

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