充電不可!?

2005/01/19 
走行距離75503Km


第3京浜を走行中、急にタコメーターの針が暴れだして灯火類が消え、失速。
すぐ目の前に出口があったのでエンジンが止まったまま惰性で坂を下り難無きを得ました。
連日の高速走行がたたったでしょうか。先月車検を通ったばかりだと言うのに、
またも三途の川を渡ろうとするZXR。しかし、やすやすと渡らせるわけには行きません。

何とか会社までたどり着き息絶えたZXR。
しばらく動かせないのでワイヤー錠で固定します。
念のためリヤディスクにも鍵をつけます(良く見ると黄色いのが付いています)

そしてフロントにもディスクロックを付けます。
今まで何台も盗まれてPTSD気味なので念には念を入れます。
おそらく、これだけ施錠しても本気で盗もうと思われたら持っていかれてしまうでしょう。

何日かバイクをとめて置いたら、シートに
誰かの足跡が・・・。

というわけで修理を急ぎます。
最初はバッテリーを2年ほど使っていたので、バッテリー寿命と考えました。
そこでバッテリーを交換して走ると、また同じ症状が・・・。

考えてみると、いつものバッテリー寿命とは症状が少し違います。
バッテリー寿命と言っても、急にまったく使えなくなると言うことはないはずです。

どうもレギュレーターが怪しい・・・。
左の奥に見えるのがレギュレーターです。

そこでレギュレートレクチファイヤのカプラーを引き抜いてみると、
げっ!一箇所だけ真っ黒です。
何故だ?

裏から見ると焦げた端子に薄っすらとサビが出ています。

中央の平端子の並んだ黒い部品がレギュレートレクチファイヤです。
こっちの端子はみんなきれいです。う〜ん。

水分が入って端子が腐食したのでしょうか。
ちゃんとビニールカバーがかかっているのにな〜。

腐食した原因は後で考えるとして、ソケットに詰まったカスをドライバーでほじくります。

ほじくった後は導通を良くするために接点グリスを塗りこみます。
端子のサビによる接触不良ならばこれで直る
はずですが・・・。

これが田宮の接点グリス。300円也

もっとちゃんとした?グリスを買おうか迷ったのですが結構このグリスを流用している方がいたのと、この手のグリスを大量に買っても使い切らないので田宮製で充分と判断しました。

中身は無色透明。
味は不明。
かなり粘度が高いです。寒天みたい。

レギュレーターのカプラーをはめて電圧を測ってみることにします。

これは小型の安物テスター。本当は針が0にピタリと合っていないといけないのですが・・・アジャスターで調整してもこれが限界です。
まぁ針は動けば良いという事で。
テスターをバッテリーにつなぎます。
赤(プラス)は赤(プラス)にマイナスはマイナスにつなぎます。

逆につないでも針が逆に動くだけですが、テスターにあまりよろしくないので正しくつなぎましょう。
まずはエンジンを始動させて電圧を測ります。
左がバッテリー電圧。
そして、アイドリング状態から徐々にアクセルを開けて4000〜5000回転くらいまで回してみます。
おっ、針が動いた!
電圧が2〜3ボルト上がりました。充電しているようです。
やったー!直ったー!
ちなみにテスターなんかで一々測ってられないという場合。
バッテリーが弱っていればライトが暗くなるのでそれを利用して充電系統のテストが出来ます

アクセルを開けた時、発電されていればライトが若干明るくなります。
これがアイドリング状態。
エンジン回転を上げると、少しライトが明るくなりました。
発電されている証拠です。
今回はレギュレーターのコネクターの接触不良という事で無事直りました。
という事で終わる予定でしたが、
何と家に帰る途中でまたバイクが止まってしまいました!!
しかも全く同じ症状で!!おぎゃ〜!!直ってないじゃん!

「充電不可!?」は次回に続きます。
ちなみに一つはっきりした事は、バッテリー満タンならば20km前後は走れるという事でした。

(おまけ)
ZXR絶体絶命だにゃ〜。

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