充電不可!?2

2005/01/26 
走行距離75540Km


前回の修理「充電不可!?」第二弾です。
その後バッテリー交換しながらなんとか家に帰ることが出来ました。
もはや、ラジコンカーと成り果ててしまったZXR、部品交換で直るのでしょうか?!。

まず壊れていると思われるレギュレーターを取り外します。

左側のシートカウルを外してソケットレンチを差し込みます。
かなり狭い所に付いているので、ユニバーサルジョイントを使ってネジを外します。
ギリギリです。

残りもう一本のネジをメガネレンチを使って外します。
ここは更に狭くなっているので、ユニバーサルを使っても入らないのです。
タンクを外せば楽なのですが、時間短縮のため外さないで作業します。
どれだけ狭いかというと、こんな隙間から工具を
差し込んで少しずつネジを回します。
根気が要ります。

・・・・タンク外した方が早かったかも。
いや、そんなはずは無い!と葛藤しながら作業します。

やっと取れました。
シートの右側からハーネスを持って引っ張り出します。

これがレギュレートレクチファイヤ。

左がCB400の物です。
ZXRの方がでかい!と思ったら、放熱フィン
が面積を取っているのですね。
念のためサービスマニュアルを使ってレギュレーターを検査してみることにしました。

←むか〜し買ったサービスマニュアル。
かなり役に立ってくれています。
使うのはこのページ。
手持ちのレギュレーターと見比べながら、
それぞれの平端子が何番か理解します。
次にこの表を見てそれぞれの抵抗を測って行きます。

結果は正常でした。
これは電子部品に良くあることで、エンジン始動時は正常に動いてしばらく走ると動かなくなると言う非常に困る故障です。
こうなると部品を推定交換するしかありません。
一応ナパ監督にも聞いてみます。
「ねぇ、レギュレーター壊れてると思う?」

ナパ監督:「う〜ん」
「知らね。」
というわけで、部品取り車からレギュレーターを取り外す事にします。


昔ヤフオクで3万円で購入した部品取り車。
あらかた剥ぎ取られて、使えるものはハーネスとスイングアーム位しか残されていません。
今回はレギュレーターむき出しなので、外し易いです。
ここもユニバーサルジョイントは必要です。
このユニバーサルはジョイント部にバネがはまっています。
昔どこかで500円くらいで買ったものです。
レギュレーターを載せ換えた後、念のためテスターで測ってみます。
アイドリング状態。
4000〜5000回転。充電OK。
む?バイクカバーの毛布の上に何かが・・・。
黒い毛玉発見!
最近特に寒いですからね。
レギュレーターの動作検証は実際に走ってみないと分かりません。

40キロも走れば合格です。
100キロ近く走りました。
充電系統文句なしです。
修理完了!
ZXRのレギュレーターは約8万キロ使えました。(メーター戻し計算)どうやら第三京浜の高速通勤でとどめを刺してしまったようです。

ちなみにCB400SFのレギュレーターは4万キロ持たずに壊れました。ホンダはレギュレーターが弱いようです。CBR600Fでもすぐに壊れるという報告があり、どちらも対策品がでているようです。ZXRとの耐久性の違いはヒートシンクの差でしょうか?
現在のバイクはレギュレーターとレクチファイヤが一つになっていますが、レギュレーターの方が壊れると過充電になり、バッテリーが手で触れないほど熱くなり膨張して壊れます。←CB400
電子部品の故障はアナログと違って故障探求が厄介ですね。
ともかく、また走れるようになってよかったです。

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