フロントフォークOH(後編)。

2005/04
走行距離29386Km


インナーチューブは錆も曲がりもひどかったので、新品を一本購入してしまいました。
ついでにシール類も新品に交換です。
一番上のがインナーチューブ。
シールは左右セットで揃えました。


スライドメタル、アウター側です。


リテイニングリング・・・必要ないのにバイク屋の親父が勝手に注文してくれました。(苦笑)


こちらはダストシール。

 

ドレーンワッシャーです。

インナーチューブを下側から見た所です。

なんと、インナーチューブには最初からスライドメタルが装着されていました。

フォークのOH手順です。

 


最初にトップキャップを外します。

次にトップブリッジのフォークを締め付けているボルトを緩めておきます。
これをしないとトップボルトが回りません。

トップボルトを緩めます。


フォークを抜いてトップボルトを外すと、
中身がスプリングの力で少し飛び出して来ます。

ちょっとピンボケしましたが逆さにしてオイルを抜きます。

スプリングも出てきます。


アウターチューブを万力に挟んで、六角でネジを外します。

         
すると、シートパイプが外れてインナーから出てきます。


次にダストシールをマイナスでこじって外します。
よく見るとシールが経年劣化によってひび割れてます。・・・ゴム系来てます!

その下にリテイニングリングが見えます。


同じくマイナスドライバーでリテイニングリングを引っ掛けて外します。


最後にインナーチューブを衝撃的に引っ張ると、オイルシールと共に引っこ抜けます。

さぁいよいよ新品パーツの組み付けです。
親切にこんなマニュアルが同梱されています。
さすがホンダ、感激!!


メーカーの刻印が上向きになるように組み付けます。

シールの内側には組む前にグリスをたっぷり塗っておきます。


このような順番で新品フォークに組んで行きます・・・ドキドキしてきた。


これがパーツ一式。


またも出ました。
オイルシールを打ち込むための工具、
フォークシールプッシャー!とても便利です。


こんな感じにスライドハンマーを当てて・・・。


ガッツンガッツンとスライドさせると。


簡単にオイルシールが打ち込めました。


リテイニングリングをマイナスドライバーで
はめて。


新品のダストシールを組みます。
手でシールの縁を強く押し込むだけではまります。


フォークオイルはヤマハにしました。
特に意味はありません。


¥1,500でした。


赤いです。
この色、わざとつけたのでしょうか?計量しやすいためとか?


実はCBRのサービスマニュアルを持っていなかったので、マニュアルを持っている友人に数値など聞きながら整備しました。
フォークオイルをジョッキで量って注ぎます。


トップボルトを締めてOH終了!

フォークのHOはこなれて来たせいもあり、特に問題もなく終了することが出来ました。
ひとつ問題があったとすれば、それはインナーチューブの価格の高さです。
一本12000円以上もするとは思いませんでした。パーツリストでは約8400円だったのに・・・。
取りあえず、必要経費ということでここは納得するしかありません。
この先のマネージメントが頭をよぎる今日この頃でした。
おまけ

結局もう一本曲がってました(爆)
オークションで漁ってたら、新品の左側だけ発見!
迷うことなく購入。一本完組で4000円位、ラッキー!!・・・・だったのだろうか。

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