ホイールベアリング交換 |
2005/04
|
ホイールを外してベアリングを点検してみると、ゴリゴリと引っ掛かります。ベアリング要交換です、が! 「ベアリング交換したこと無い・・・・したことない・・シタコトナイ・・(約0.8秒)」 こんな時は、「成せば成る」と言う事でベアリング交換初体験です! |
フロントホイールベアリング左右です。 |
ベアリングダストシールも左右セットで交換します。 |
タイヤレバーを使って、まずダストシールを外します。 ホイールに傷を付けない様、支点に軍手などを敷いておきます。 |
内側にレバーを引っ掛けてシールをこじると・・・ |
簡単に外れます。
|
問題はホイールベアリング。カラーの縁をバーナーで暖めてみます。 |
反対側から鉄棒を突っ込んで。 |
鉄ハンマーで鉄棒をしこたま引っぱたき、ベアリングを叩きだします。 左右ベアリングの間に入っているディスタンスカラーが邪魔で、鉄棒がベアリングにうまく当たらず結構苦労します。 |
何とか叩き出しました。 うおっ!なんじゃこりゃ〜!!
|
ベアリング真っ黒!これではホーイル回りません。 |
片側のベアリングが取れればディスタンスカラーが抜けるので、残りのベアリングは簡単に外れます。 ご覧下さい。ベアリングが土に還ろうとしていました。 |
ダストシールがダストそのものになっています。 |
ベアリングを外したあと。 錆や汚れがかなり残っています。 |
このままでは新品を組めないので、綺麗に掃除します。 |
軽くピカール系で磨いておきます。 |
いよいよ新品ベアリングの組み付けです。 ドキドキ。 |
新品ベアリング、美しいです。 しばし見とれながら、おごそかにホイールに乗せます。 |
丁度大きさの合うソケットがあったので、ベアリングに当てて水平にセットします。 ソケットのサイズはベアリングの外輪に合わせます。 絶対にベアリングの内輪を叩かないように気をつけましょう。ボールに傷が付いてしまいます。 |
ベアリングの打ち込み、結構固いかな? と思ってたら固くも柔らかくもなく、いい感じです。 プラハンで少しづつ叩き込んでいきます。 |
出来た〜! この調子で反対側も打ち込みます。 |
最後にダストシールを組み付けます。 組む前にシールの内側とリップ部にグリスをたっぷりと塗っておきます。 |
ダストシールも同じサイズのソケットを使って打ち込みます。 全周均等に打ち込まないと力の抜けている所がポコッと浮き上がり、もぐら叩きになります。 |
ホイールベアリング交換何とか終了しました。 組む時より外すときの方が大変でした。一見うまく言ったように見えるベアリング交換ですが、実は組み付けるときに失敗したことがありました。 奥まで打ち込みすぎてディスタンスカラーとベアリングがくっ付いてしまったのです。そのまま走行すると、ボールに余計な負荷がかかってしまいます。 結局、クリアランスを作る為にベアリングの内輪を2,3回叩いてしまいました。うがー!! 念のためベアリングを点検しましたが、ガタもでてないのでこのまま使ってみる事にします。 初めてベアリングを組んでみようという方がいましたら、ディスタンスカラーとのクリアランスには気をつけましょう。今回は良い勉強になりました。 |