キャブレーターOH

2004/05
走行距離29836Km


いろいろと問題の多いCBRですが、とにかくエンジンがかからないようでは話になりません。
よく見ると外装もヒビだらけなのですが、そんな事よりもまずは走れるようになる事が肝心です。という事で不動の根本原因であるキャブレーターの大掃除の始まりです。


メーターは購入して以来変わらず29386キロ。
新たに目盛りを刻む時はいつ来るのだろうか?


キャブを降ろしたCBR。
マニホールドが石みたいでした。


CBRのエアスクリューはこんな所についています。


2番です。

3番が抜けて4番です。


何で、エアスクリューの写真ばかりがこんなにあるのかと思ったら、クリーニングで取り外した後、戻す時の位置合わせのために記録しておいたのですね。・・・・すっかり忘れてました。


問題の中身です。


右側のジェットは緑青が出ています。ひどいものです。


取りあえずスロージェットから・・・。


ひどい物ですが、使えるものはリサイクルです。


磨くのも面倒なので、軽く薬品で処理します。

 


すぐに表面に変化が出始めるので、素早く取り出します。


ジェットの内側などに薬品が残らないように念入りに洗います。
すでに輝いていますね。

緑青も落ちて、結構きれいになりました。


組み付けたところです。クリーニング前より綺麗になったのがわかるかと思います。
真鍮部品はピカピカにしたい所ですが、そんな暇もないのでこれで終了です。
ジェットの穴が詰まっていなければOKです。


フローとバルブ周辺もクリーニングします。


私の愛用品。研磨剤です。


綿棒に少量付けて、バルブシートを磨きます。
きっちりやらないとオーバーフローもしくは、ガス欠の症状がでます。


フロート室からガスが漏れていたので液体ガスケットでシールしました。これとても便利です。

何だかあっという間に終わってしまいましたが、本当はもっと苦労しています(笑)。どうやら大変な時ほど撮影に気が回らない傾向があるようです。
マニホールドも石にみたいにカチコチになっていたので、キャブの取り外しがとても大変でした。
キャブの掃除はキャブクリ等に漬け置きしておくのも有効ですが、ゴム類は侵されるので取り外さないといけません。
自分の場合、不調の原因がはっきりしている場合は今回のようにピンポイントでOHします。
放置が原因の不動は、丁寧に主要パーツを磨けば殆ど復活します。
人によって流儀は違うと思いますが、良かったら参考にしてみてください。

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