フロントフォークOHなど |
2006/03
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久々におしゃさんのW650を拝見すると、各部に相当の錆が発生しておりました。 よくよく聞くと、何と5000キロ以上もエンジンオイル交換せずに走り続けているとの事! 毎日の通勤走行ほど過酷なものはありません。 W650を預かり、みもガレージで総合整備をすることにしました。 ちと長いです。 |
25611キロです。 |
写真写りは綺麗ですが、クロームメッキされた化粧ネジがことごとく錆びています。 |
とりあえずオイル交換でした。 |
約5000キロ走行のオイル、真っ黒のサラサラです。 |
アップで見るとこんな感じ。 キャブレーターのメッキパーツです。 相当くたびれています。 |
タンク、外装を外して裸にします。 |
経験上、車体に最もダメージを与えるのは一番がサーキット走行、二番目は雨天走行です。 |
フロントブレーキパットをチェック。 まだ使えそうです。 引きずり等の不具合も無かったので、ブラケット可動部分をグリスアップしておきました。 |
チェ−ンの張り直しついでに、 ドラムブレーキからブレーキング時に音が出ると言うことで掃除のためにばらします。 スイングアームにチェーンで傷を付けないようにウエスを巻いておきます。 |
リアタイヤです。 |
ベアリングはガタも無くまだ使えそうです。 |
予想通り、ドラムブレーキ内部にブレーキダストが溜まっていたのでエアーガンで綺麗にします。 |
ブレーキシュー側も忘れずに。 |
いよいよフォークオイル交換です。 トップブリッジを外します。 |
ステムナットも結構錆びています。 何とかせねば。。。 |
正面から。 トップブリッジを外したところ。 |
トップボルトを外します。 |
あちゃー!インナーパーツが錆びてる! |
ここで怪現象がひとつ。 一本目のオイルが薄茶色、二本目のオイルを空けると真っ赤な、明らかに一本目と違う色のオイルが出てきたではありませんか!! ナゼ? |
オイルはカワサキ純正。マニュアル通り10#です。 |
赤い・・・。 |
トップボルトはスプリングの反発が強いので、アンダーブラケットに仮固定してソケットレンチで押し付けるように締めこみます。 |
こんな感じ。 |
ホームセンターで半額で売っていた防錆スプレー。 元値が1200円もするので、いいものかと思って買ってみました。 |
W650はフォークブーツを履いているのですが、念のためインナーチューブに防錆スプレーを吹いておきます。 |
これが今回の目玉。 メッキパーツを磨いてウレタンクリアーを吹き、防錆加工しておきました。 |
フォーク類を取り付けます。 |
外装を取り付けて完成です。 |
磨き倒しました。 美しい! |
あまりの美しさにネコも寄ってきます。 |
ガレージ前にて、完成の図。やっぱりW650はこうでなくては。 |
エンジンオイルやフォークオイル交換、各部の状態を同時に見ることが出来て良かったです。このまま錆が進行すると、最終的にはクロムメッキがごっそり剥げ落ちて、黒い鉄の地肌が現れ悲しいことになります。 磨いて輝くバイクは磨きがいがあっていいですね。 防錆処理をしたので数年はこの状態を保てると思います。 フォークオイルの怪は、一年前にバイク屋さんでFタイヤを交換したということなので、もしかしたらバイク屋さんが勘違いしてフォークオイルを片側だけ交換した後で、気付いてやめたのかも? |
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