フロントブレーキOH

2006/01/06 
走行距離82544Km


キャリパーのクリーニングをするも、結局引きずりが直らなかったリヤブレーキ。
考えてみたらピストンシールは既に10年以上使用して、相応に劣化しているものと思われます。ブレーキの性能が落ちるのはシャレにならないので、これを機に部品交換することにしました。
リヤブレーキのついでにフロントブレーキのシールも交換する事にしました。


リヤ2POT、フロント8POTでピストンシール計10個です。


こんなの知らない人が見たら、ただの黒い輪ゴムです。


ゴムのくせに3820円もします。


フロントキャリパーはメッシュホースに付いて来たH型のゴールドの物をそのまま使っていましたが、L型に交換です。
何故か2つあるので、キレイな方を選ぼうと思ったら、両方汚かったです。
どっちでもいいや。


まずはフロントから。
オイルタンクのふたを外します。


お、結構減ってる。


スポイトでちゅーちゅーします。


キャリパーを外す前にホースのネジを軽く緩めて


キャリパーを外します。


マスターをくぐらせるのが面倒なので、マスターを外さずにホースを切りました。


で、その後フルードを完全に抜いてマスターを外します。


ピストン径14ミリ。
ラジアルポンプマスターが欲しい〜。


今まで使っていたマスターは、ちょっとタッチが悪いのでもう一つのに交換してみます。


いじってたらこんな所が外れました。
知らなかった。


キャリパーをフォークに仮付けして、全てのネジを緩めておきます。

こうして見るとホースのコイルの錆がすごいです。


ホースのネジも緩めて、キャリパーを外します。


今回の秘密兵器。
ってここに書いたらもう秘密じゃない、ただの空気入れです。

倉庫が汚くてスマソ。


空気入れの根元に耐油の6ミリホースを差込み、そこから10ミリの同じホースを継ぎ足します。


ホースをたどって行くと・・・。


おや、キャリパーに入っています。

これで空気を入れるてみると・・・


ポンッ!とピストンが出てきました。イエス!


引きのショット。

散らかっています。


キャリパーの開き。

ピストンを取り出します。


ピストンを外したところです。やはりピストンシールの溝が汚れていたので前回のリヤブレーキのようにクリーニングをします。


ここで新品シール登場。
右側が新品、つやが全然違います!


弾力もハッキリと違いが分かります。
古いゴムはグニャグニャで腰がありません。


新品は、プリップリのぴっちぴち。
指でつまんでもグッと腰があります。


中古と新品をぴったり重ねてみました。
下が新品。


中古ゴムは全体的に伸びてしまって直径が大きくなっていました。
右側がずれているのが見えますでしょうか?


ピストンも汚れていたので、


ピカピカに磨きます。


磨き終わったピストンと新品シールを入れてキャリパーを仮組します。


空気を送り、残ったピストンを抜き出します。


ダストシールは交換しませんでした。


新品シールには全て緑のマークが・・・
なぜ?
今世紀最大の発明「手動式空気ポンプキャリパーピストン押し出し機(自称)」のおかげでキャリパーのOHもうまく行きました。
古いシールはエッジが丸くなってへたっていました。きっと何度も変形を繰り返して丸くなっていったのでしょう。

途中ですが、長くなってしまったので一区切りして次ページへ続きます!

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