フォークオーバーホール前編 |
2005/03/22
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前回の修理の直後、フォークのインナーチューブが妙にしっとりしています。 ま、まさか!良く見るとオイルが漏れているではありませんか! そう言えばオイルシール交換したのは左側だけでした。右側はまだ使えそうだから オイル漏れたら交換しよ〜っと思ってそのままだったのです。・・・うぅ貧乏症。 以前の私ならこの状態でまだしばらく乗っていたのですが、さすがにブレーキが効かなくなる事を前回学習したのですぐに修理する事にしました!サル卒業です! しかし、いざ作業しようとすると大変そうでチョッと後悔。オイルシール左右一緒に交換しておけば良かった・・・。 なんて言っても始まりません。休日の残り時間もあまりないし、気合入れてやるぞ〜! |
右側のフォークです。 |
だだ漏れです。 すでにフォークの下までオイルが垂れています。 ディスクローターを浸すまで秒読みです。 |
76627キロ。 前回のフロントフォークのオーバーホールから 9500キロも走ったのですね。 |
さて、ジャッキアップする前にアクスルシャフトを締め付けているネジとアクスルシャフトを緩めます。 |
前回と同じ方法でジャッキアップ。 |
左右同じ量を少しずつ上げていきます。 |
支点を数cm後ろにずらしたらおしりが上がってしまいました。 重りを載せてシリを下げます。 ムリムリです。 あ〜フロントスタンドが欲しい。 |
シャフトを抜いてタイヤを外します。 フェンダーの内側が汚いです。 バイクを買ったばかりの私はこんな所もピカピカに磨いて悦に入っていたものですが、最近無駄な事に気付いてしまいました。 |
フリーになったフォークをブラケットのネジを緩めて引き抜きます。 こうして見ると倒立フォークってマッチョでカッコイイ! |
トップボルトを緩めます。 本当はソケットレンチかメガネレンチが良いのですが合うサイズがなかったので怪しいスパナを使っています。 |
アウターチューブが外れて下がります。 作業的にこの辺までは楽です。 |
問題はトップボルトを緩めることなのです。 今回は秘密兵器を投入してみました。 指差しているのはホームセンターで買ったL字鋼。 |
125円也。 |
これをグラインダーで削り込んでいきます。 |
おっと、その前に先にドリルで穴を開けてあります。 |
こんな感じに削ると・・・。 |
即席特殊工具になっちゃったりします。 |
これを使って強力なフォークスプリングを押さえ込み、 トップボルトを緩めます。 このスプリング、目茶苦茶硬いのです!片手で縮めるなんてまず不可能。ボブサップなら出来るか・・。 なのでこの工具を使って全体重をかけて押さえ込み、フォークスプリングを引っ掛けておいて、スパナでトップボルトを緩めるのです。 |
トップボルトはゴムひもで天井から引っ張っておきます。 |
こんな感じ。 こうして置かないとスプリングと一緒にトップボルトが下がってしまい、この様に工具を挟めないのです。 |
やっと外せたフォークスプリング。 即席特殊工具のおかげで前回よりは楽でした。 が、まだまだ改良の余地ありです。 |
見てくださいこの色!灰色です。 1万キロ走るとこうなってしまうのですね。 オーバーホール丁度良かったかもです。 |
フォークの下からヘキサゴンレンチを差込み、 ネジを緩めてインナーチューブを引き抜きます。 万力でインナーチューブを固定しますが、傷がつかないようにウエスを挟みましょう。 |
シリンダーコンプも外れます。 |
インナーチューブを引き抜く前にスナップリングを外しておきましょう。 マイナスドライバーで引っ掛けるとすぐ外れます。 |
これが漏れ漏れオイルシールです。 フォークの溝に引っかかって外しづらいですが グリグリ回して強引に外しましょう。 |
シールやメタルは、外した順に置いておくと間違えません。 |
ふぃ〜。やっと一本ばらせました。 前回のOHは夏だった事もあって、汗だく汁だくで作業していたのを思い出します。 しかも、シリンダーコンプを部品取り車から移植したので計4本もばらしたのですね。 あの時は、夏休みだったので休みながら2〜3日かけて作業できましたが、 今回は翌日出勤なので休んでる暇がありません。 あ〜もう夜中の12時・・・・これはもう勢いでやっつけるしかありません。 という訳で後編突入です。 |