プラグコード交換2

2004/09/18
走行距離71659Km


いよいよ本題のプラグコード交換です。10年も経つとゴム系は経年劣化してしまいます。とくにプラグコードの劣化が著しいので、交換することにしました。


SANY0017.JPG

どのくらい劣化しているかと言うと、ゴムが完全に硬化していて曲がったまま型が付いてしまいました。


S01HOME.JPG

プラグキャップをはめる先端は割れてしまって、いくらねじ込んでも簡単に抜けてしまいます。
こりゃいかん。


UP0079.JPG

今回買ってきたプラグコードがこれ。
ドライバーズスタンドで確か1メートル1000円だったと思います。
純正よりも少し太いのでカッターで細く削りました。

SANY0080.JPG

純正ケーブルの部品を、移植する為に解体します。


S01HOME.JPG

針金を用意します。ふっふっふ。

S01HOME.JPG

ケーブルが抜けないようにするため、純正部品と組み合わせて針金で固定します。


S01HOME.JPG

シリコンケーブルはとても柔らかいので、針金は適度に締め付けます。
手で黒いキャップを引っ張って動かなければOKです。


S01HOME.JPG

こんな感じでイグニッションコイルにはまります。
うひょっ。


S01HOME.JPG

プラグキャップもはめてあげます。
これもコードの先端をカッターで細く削ってから、キャップの中にねじが埋め込んであるので、そこにねじ込みます。


S01HOME.JPG

やっと一本出来ました。
黒い純正ケーブルとの違いは、純正ケーブルが太目の銅線を直線に5〜6本束ねてあるのに対し、赤いケーブルは細い鋼線が一本、コイル状に細く巻かれて入っています。
コイル状なので、シリコンの外皮と相まって、引っ張ったり蝶々結びをしても断線しにくい構造になっています。
取り回しの自由度はかなり高いです。製品自体の耐久性はまだ未知数です。


S01HOME.JPG

完成しました!
1メートルをフルに使って純正に近いギリギリの長さで取り付けました。
新聞紙に散らばっている赤い細いのはコードの削りカスです。


S01HOME.JPG

さーて、イグニッションコイルをバイクに取り付けるぞ〜。と外に出てビックリ!
見えますでしょうか、バイクの表面に均一に付着した白い粒子が。
そう、これは先日噴火した浅間山の火山灰だったのです!


S01HOME.JPG

黒いCBの車体だと良く分かります。
昨日の夜、北西の風に乗って東京まで運ばれてきたらしいです。
一晩でこんな所にまで飛んでくるとは、もしこれが死の灰だったら・・・
あ〜マニホールドに蓋して置いてよかった。


S01HOME.JPG

こんな感じになりました。
やはり赤いコードは目立ちます。
さて、その性能はいかに!


S01HOME.JPG

と思ったらエンジンかかりません。
プラグを抜いて見たら、死亡していました。
写真では分かりづらいですが、電極の先端がイビツに減っています。


S01HOME.JPG

念のためストックしておいたプラグがありました。
ラッキー。
ナップスで756円です。


S01HOME.JPG

熱価は変更していません。


S01HOME.JPG

お〜!新品ってこんなに美しかったのですね。
今年でプラグ交換3回目です。部品取り車の中古プラグを流用していたので寿命が短かったのです。
今度は、新品で何キロまで持つか。限界に挑戦です。


S01HOME.JPG

一応この状態でエンジンかかるか試したところ、ばっちりかかりました。
ふ〜やっと完成です。
アイドリングもキャブに工作したおかげで止まる事はなくなりました。


 

プラグコードとプラグを交換して、不安要因が減りました。
走行に関しては、極低回転のトルクが若干太くなりました。これはプラグコードを交換したためと言うよりは、寿命間近だったプラグを新品にしたからだと思われます。

今回は大した部品交換もしてないので、劇的な走行の違いはありませんでした。
ノロジーのホットワイヤーにプラチナプラグを付けてさらにアーシングしたら、多少は違うかもしれませんが、現在はこれで手一杯です。ちなみに友人はGSF1200にプラチナプラグを付けて調子悪くなりました。聞いた話ですが、どうやらプラグコードも一緒に交換したほうが効果が出るようです。

今回の作業でバタフライバルブの開度に気筒間差があることが分かったので、近いうちに同調を取り直したいと思います。



 

前へ    BIKEのトップページへ      次はホイール修正