キャブレーターの同調

2004/10/30
走行距離71900Km


少し前から、キャブの同調が狂ってきていると感じていたので同調を取り直すことにしました。
なぜ同調が狂っているかというと、アイドリングスクリューを全閉にしてもアイドリングが止まらない
からです。
アイドリングが止まらないという事は、バタフライバルブの開度に差があり、隙間が出来てエアー
が漏れる為アイドリングが止まらないのです。
丁度、プラグとプラグコードを新品にしてキャブを掃除したばかりなので、同調を取るには良いタイミングです。

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これが今回使う道具。
やはり、アストロ製。一万円くらいしました。
私の数少ない優良資産のひとつです。(^-^;

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ふたを開けると気分はゴルゴ13。(?)
その名もキャブレーターシンクロナイザー!
なんてメカニカルな測定器なのでしょう!

アダプターのレイアウトも完璧で、これを
見ただけでワクワクします。

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同調を取るにあたってまず、
ZXRのタンクを下ろしてエアクリーナーも外します。

本当はエアクリを付けたまま作業できると良いの
ですが、ZXRは調整用のネジがかなり奥にあるので
ちょっと無理です。


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測定器の負圧ホースを取り付けるために、
車体側のホースを外します。


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これが、測定器を取り付けた様子。
ホースだらけです。入院患者さんのよう・・・。


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左側のボトルにガソリンを入れて簡易タンクに
してあります。
もとはジュースのボトルです。


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作業が長くなると、オーバーヒートするので
ラジエーターに風をあてる事にします。


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なおかつ、アイドリング状態だとZXRはすぐに
バッテーリーがあがるので
ライトのコネクターも外しておきます。


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消灯。


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エンジンをかけて
さっそくメーターを読んでみます。
左から一番二番と順につないであります。
む、4番の値がちょっとずれております。


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一番から拡大図です。


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2番。


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3番。


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4番。
・・・・ずれとります。


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調整用のネジは全部で3つあります。
今回4番がずれていたので、まず3番と4番の
間にあるネジを回してメーターの値を同じにします。


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少し合ってきました。


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ピッタリ値を合わせたら、次に1番2番を合わせます。


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うむ、ぴったり。


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最後に1、2番と3、4番の間のネジを回して
全ての値を同じにします。


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1番。


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2番。


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3番。


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4番。
ぴったり、ぐふふ。


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思いのほか、作業がサクッと終わってしまったので
水温もさほど上がりませんでした。
もちろん扇風機パワーのおかげもあります。

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作業風景です。
午後になって大分日が傾いてきました。
もう、日差しが冬ですね。


同調後は、アイドリングが安定し、低速のツキが良くなりました。
が、中、高速域の変化は、はっきり言って分かりません。
ともかく、アイドリングスクリュー全閉でアイドリングがちゃんと止まるようになったので
良かったです。

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